Office Personal 2016の価格

Personal

Office Personal 2016はWindows版では最も安価なOfficeスイートで、「家庭向け」のエディションとされています。

また、安価なPCに搭載(プリインストール)されているOfficeのほとんどがこのPersonalのプリインストール版であるOffice Personal Permiumです。

Office Personalはたしかに安価なのですが、お得とは思えません。

家庭向けとも思えないのです。

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単体購入との価格差

Office PersonalにはExcel、Word、Outlookが含まれています。

Excel、Word、Outlookを単体購入すると45,555円かかるのに対し、Office Personalであれば30,575円と、14,980円お得なように思えます。

単体購入 Office Personal
Excel 15,185円
Word 15,185円
Outlook 15,185円
合計 45,555円 30,575円

Outlookとは?

Outlookという名前はマイクロソフトの複数のサービスやソフトで使われていて紛らわしいのですが、マイクロソフトOfficeのOutlookとは企業が使うExchange Serverのクライアントソフトを指します。

マイクロソフトのアウトルック(Outlook)とは?
マイクロソフトは異なる製品やサービスに似たような名前をつけることがあり、混乱させられることがあります。 「アウトルック」もその1つです...

Exchange Serverを介して社員間で連絡先や予定を共有したり、会議などのスケジューリングをしたり、転送不可メールなどインターネットメールではできない機密性の高いメールをやりとりしたりできます。

こうしたExchangeクライアントとしての機能が詰め込まれているOutlookは重量級のアプリです。

Outlookが重い、遅い、・・・とExchange
Outlookが重い、遅い、受信が遅い、送受信が遅い、Outlookの検索は遅い。 なんとか改善できないか? Outlookを高...

ExchangeクライアントとしてのOutlookの機能を考えれば、重い、遅いのもやむをえないのかもしれません。

しかし、Exchangeサーバー無しでOutlookを使うのであればとても重い、遅いだけのPIM機能付メーラーでしかありません。

OutlookがPIMとして使われた時代

PIMとはPersonal Information Managerの略で、個人情報を管理する機能のことです。

前述の通り、OutlookはExchangeサーバーで管理される企業情報(企業メールも会議スケジュールも個人情報ではありません)にアクセスするためのExchangeクライアントです。

しかし、Exchageサーバー無しでOutlookを使うこともできます。

個人の連絡先、予定、メモなどを管理するPIMとインターネットメーラーとしてOutlookを使うわけです。

このPIMとしてのOutlookの利用はまだスマホがなく、Outlookの機能が少なくて軽かった時代には意味があったと思います。

しかし時代は変わり、PIMの役割はスマホが担うようになりました。

個人の連絡先や確認するのにいつでも手元にあってサクサク動きそのまま電話をかけられるスマホと、重くて遅くて電話がかけられないOutlookのどちらを使うか?

答えは明白でもはやOutlookをPIMとして使う時代は終わったということです。

ちなみにOutlookではメモも管理できますが、ノート(メモ)アプリであるOneNoteがOfficeに追加されてからOutlookのメモ機能の位置づけは曖昧になってしまいました。

OneNoteとEvernote
デジタルノートアプリOneNoteが最初にリリースされたのは今から10年以上前の2003年で最初のバージョンはOneNote 2003でした...

Office Personalは本当に家庭向けなのか?

知り合いがOutlookをExchange Server無しでインターネットメーラーとして使い、重い、遅い、と嘆いていました。

なぜ、Outlookを使っていたかといえば購入したOffice Personalに含まれていたからです。

しかし、ここまで読んでくださった方なら疑問に思うはずです。

個人向けのOffice Personalに企業で使われるExchangeのクライアントであるOutlookが含まれるのは一体どういうことなのか?・・・と。

おそらくOutlookをPIMとして使えという意図だと思いますが、無理があります。

現代のPIMはスマホであり、さらにOutlookが低機能で軽かった時代ならともかくOutlookはPIMとして使うには重すぎます。

さらにOffice PersonalにはWordやExcel以上に個人用途で活用できると思われるOneNoteが含まれていません。

どうもOffice PersonalとはOutlookがPIMとして使えた時代をひきずり、一番最後にOfficeに追加されたOneNoteを考慮していない、時代遅れの個人向けエディション、、、

そんな感じを受けます。

Office Personal vs 単体購入

もし、ExcelとWordしか使わないならOffice Personalより、ExcelとWordを単体で購入したほうが205円だけ安くなります。

単体購入 Office Personal
Excel 15,185円
Word 15,185円
合計 30,370円 30,575円

次のどちらを選択するのがいいでしょうか?

  • 205円を節約するためにExcelとWordだけ単体購入する
  • 使う気はないけど205円でOutlookがついてくるからOffice Personalを購入する

どちらもお得感はないと思います。

複数のOfficeアプリが割安で使えるOfficeスイートのメリットがないからです。

Office Personal vs Office 365 Solo

Office 365 Soloというサブスクリプション(購読)型のOfficeがあります。

Office 365 Soloとは1ヶ月、または1年の契約期間中、すべてのOfficeアプリを使えるという契約です。

購読型より買い切り型のOffice Personalのようなほうが、一見安くすみそうですが、単純ではありません。

Office Personal Office 365 Solo
価格(1ヶ月) 30,575円 1,274円
価格(1年目) 30,575円 12,107円
価格(2年目) 30,575円 24,214円
価格(3年目) 30,575円 36,321円
Excel
Word
Outlook
OneNote
PowerPointAccess
Publisher
Mac対応
次期Office対応
OneDrive 1TB

2年目まではOffice 365 Soloのほうが安く、3年目でも6,000円弱の差です。

しかも、Office 365 Soloには以下のメリットがあります。

  • PowerPoint、OneNote、Access、Publisherを使える
  • Macでも使える
  • 新しいバージョンのOfficeが発売されると追加料金無しで新しいバージョンを使える
  • 1TBのOneDrive(オンラインストレージ)が使える

でも長く使えば買い切り型のOffice Personalのほうが安くつくんじゃ?

と思われるかもしれません。

しかし、マイクロソフトOfficeには数年おきに新しいバージョンが発売され、買い替えを迫られるという現実があります。

事実上ExcelとWordだけしか使えないOffice Personalを数年おきに買い換えるなら、すべてのOfficeアプリと1TBのOneDriveが使えるOffice 365 Soloのほうがお得ではないでしょうか。

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