CSVファイルとは – 文字化け 直してわかりやすくエクセル変換

テキストファイルウィザード

表データをテキストで記述できる

CSV(Comma Separated Values)とは、カンマ(,)区切りの複数のデータ(テキスト)という意味です。

団体コード, 都道府県名, 市区町村名
011002, 北海道, 札幌市
012025, 北海道, 函館市
012033, 北海道, 小樽市
012041, 北海道, 旭川市
012050, 北海道, 室蘭市

文字データをダブルクォーテーション(二重引用符)で囲んでいるCSVもあります。

“団体コード”, “都道府県名”, “市区町村名”
011002, “北海道”, “札幌市”
012025, “北海道”, “函館市”
012033, “北海道”, “小樽市”
012041, “北海道”, “旭川市”
012050, “北海道”, “室蘭市”

上のCSV(文字データをダブルクォーテーションなしとありの両方)は以下のような「表」のデータを表しています。

団体コード都道府県名市区町村名
011002北海道札幌市
012025北海道函館市
012033北海道小樽市
012041北海道旭川市
012050北海道室蘭市
表ならExcelで作ればいいのでは?

と思われるかもしれません。

しかし、Excelのファイル(.xlsx)はExcel独自形式で汎用性がありません。

そのため、汎用性の高いテキストファイルのCSVがデータ交換やデータ配布に使われる場合があります。

文字化けを直す・防ぐ

テキストファイルは汎用性が高いとはいえ、異なる環境でテキストファイルをやり取りすると文字化けが起こることがあります。

原因は環境による文字コードの違いで、テキストファイルであるCSVファイルでも同様です。

文字化けを直す、または文字化けを防ぐにはメモ帳でCSVファイルを開きます。

文字が化けている場合は「ファイル」-「開く」メニューを選択して「開く」画面を表示し、「エンコード」に「ANSI」を指定してCSVファイルを開き直します。

エンコード

画面右下に「UTF-8(BOM付き)」と表示されていれば問題ありません。

メモ帳

「UTF-8(BOM付き)」でない場合は「ファイル」-「名前をつけて保存」メニューを選択して、「名前をつけて保存」画面を表示し、「エンコード」として「UTF-8(BOM付き)」を選択して保存します。

UTF-8(BOM付き)

CSVをExcel(エクセル)に変換する

CSVファイルをExcel(エクセル)ファイルに変換するには「ファイル」-「開く」メニューを選択して「ファイルを開く」画面を表示し、「テキストファイル(*.prm;*.txt;*.csv)」を選択してCSVを開きます。

メモ帳

「コンマやタブ区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ」を選択し、CSVの先頭行によって「先頭行をデータの見出しとして使用する」をチェックして「次へ」をクリックします(前述の「文字化けを直す・防ぐ」を実施していないCSVファイルではこのテキストファイルウィザード画面が表示されない場合があります)。

テキストファイルウィザード

「コンマ」にチェックします。

「文字列の引用符」は文字データがダブルクォーテーションで囲まれている場合は「”」、囲まれていない場合は「{なし}」を選択します。

「データのプレビュー」が期待どおりなら「次へ」をクリックします。

テキストファイルウィザード

各列のデータ形式を指定します。

「G/標準」を指定した列はExcelがデータ形式を判断するため、できるだけ「文字列」か「日付」を指定するのがおすすめです。

例えば、下図の「団体コード」の列を「G/標準」にするとExcelは「011002」や「012025」を数値と解釈し、「11002」や「12025」のように先頭0を削除(0落ち)して読み込んでしまいます。

テキストファイルウィザード

「ファイル」-「名前を付けて保存」メニューを選択し、Excelブック形式(.xlsx)で保存するとCSVファイルから変換されたExcelファイルが保存されます。

ExcelでCSVファイルを作成する

ExcelでCSVファイルを作成するには「ファイル」-「名前をつけて保存」メニューを選択して「名前を付けて保存」画面を表示し、「ファイルの種類」として「CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)」を指定して保存します。

CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)

複数のExcelシートがある場合はアクティブなシートのデータのみでCSVファイルが作成されます。

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