Microsoft 365 Personal(マイクロソフト 365 パーソナル)とはサブスクリプション型のマイクロソフトOfficeです。
以前はOffice 365 Soloと呼ばれていました。
サブスクリプションとは
Microsoft 365以外の1回だけお金を払って買い切るマイクロソフトOfficeは永続ライセンスと呼ばれます。
それに対してサブスクリプションとは1年間、または1ヶ月間単位で料金を払ってマイクロソフトOfficeを使う契約です。
マイクロソフトOffice以外のソフトウエアも永続ライセンスからサブスクリプションが主流になりつつあります。
その理由はソフトウエアの「買い替え問題」のためです。
Officeの買い替え問題を解決する
買い切り型のOfficeなら一度お金を払えばずっと使えると思いがちですが、現実には買い替えを迫られます。
マイクロソフトOfficeは2〜3年程度で新バージョンが発売され、旧バージョンのOfficeのサポートには期限があるためです。
Officeのサポート期限が終わると事実上、そのバージョンのOfficeは使えなくなります。
そのため、多くの人や会社はマイクロソフトOfficeは2〜3年おきにお金と手間をかけて新しいバージョンに入れ替えていました。
この問題を解決するのがサブスクリプション型のMicrosoft 365 Personalです。
また、永続ライセンスのOffice 2019が発売されたのは2019年1月ですからそろそろ新しいバージョンが発売されてもおかしくない今は永続ライセンスよりサブスクリプションのMicrosoft 365 Personalのほうがお得です。
常に最新版のOfficeが使える
Microsoft 365 Personalには2019のような西暦を表す数字のバージョンはありません。
適当なタイミングで新機能が追加され、常に最新のすべてOfficeを使うことができます。
つまり、マイクロソフトOfficeのバージョンを気にする必要はありません。
随時新機能が追加される
Office 2019の新機能はすでにMicrosoft 365 Personalにすでに実装されています。
永続ライセンスのOfficeへの機能追加は新しいバージョンが発売されるまでできません。
それに対して、サブスクリプションのMicrosoft 365は2019などの年号のバージョンとは無関係のため随時、新機能が追加されます。
新機能を早く使いたければサブスクリプションのMicrosoft 365 Personalです。
Microsoft 365 Personalと永続ライセンス版Officeの比較
Microsoft 365 Personal | Office Professional 2019 | Office Home and Business 2019 | Office Personal 2019 | |
---|---|---|---|---|
ライセンス | サブスクリプション | 永続 | ||
バージョン | 常に最新 | 2019固定 | ||
1年間費用 | 12,984円 | 65,784円 | 38,284円 | 32,784円 |
2年間費用 | 25,968円 | |||
Word Excel Outlook | ◯ | |||
PowerPoint | ◯ | ☓ | ||
Access Publisher | ◯ (Windowsのみ) | ☓ | ||
Windows 10 | 無制限 | 2台まで | ||
Mac | 無制限 | ☓ | 2台まで | ☓ |
Office Mobile (iOS / Android) | フル機能 | 機能制限 | ||
OneDrive 1TB | ◯ | ☓ | ||
Skype | 毎月60分間 | ☓ |
Office Mobileのフル機能が使える
Office MobileとはiOS(iPhone/iPad)とAndroid用のマイクロソフトOfficeです。
Office Mobileは無料で使うこともできますが、フル機能を使うためにはMicrosoft 365のライセンスが必要です。
毎月60分間のSkypeとは
上の表中の「Skype」とはマイクロソフトの電話サービスです。
Skypeは国際電話を格安でかけられるので有名です。
Microsoft 365 Personalには以下の国の携帯電話と固定電話にSkypeで60分間通話できる「おまけ」があります。
- 日本
- カナダ
- グアム
- シンガポール
- タイ
- 中国
- プエルトリコ
- 米国
- 香港
上記以外の国でも固定電話であれば世界中に月60分間までの通話が出来ます。
特筆すべきは日本の携帯電話への通話が含まれていることです。
前述の通り、Skypeは格安ではありますが日本の携帯電話への通話はちょっと割高です。
しかし、Microsoft 365 PersonalのSkypeにはなぜか日本の携帯電話への通話が含まれています。
これを上手に使うと携帯電話の通話料を節約出来ます。
今は永続ライセンスよりMicrosoft 365 Personalのほうがお得
Office 2019の発売から年数が経過しているため、とくに以下の条件に当てはまる人は永続ライセンス版よりMicrosoft 365 Personalのほうがお得です。
- すべてのOfficeアプリを使う
- 常に最新のOfficeを使いたい
- iPad / iPhone / AndroidでOffice Mobileのフル機能を使う
- 3台以上のPC/Macにインストールする
- 大容量のオンラインストレージが必要
- 国際電話をよくかける
- 携帯電話の通話料を節約したい
コメント
オフィス365 と オフィスビジネスとの違いがよくわかりません。ウィンドウズ10を買いましたが、ライセンスカードでダウンロードしました。
このPCが健在な限り、永久版と思って買いました。期限が365日ですか?
仮にオフィス365を購入したとして、休止または、もうやめます、という場合の手続きの方法を教えてください。オフィス365に限らず、サブスクリプションで不安なのはそこです。
パソコンの買い替えではどうなりますか