Office(オフィス)のアカデミック(学割)版

Office Professional Academic 2021
 

アカデミック版とは?

マイクロソフトOfficeのアカデミック版とはOffice Professional 2021の学生・教職員向けエディションです。

学生・教職員向けと言ってもOfficeアプリが制限されているわけでなく、最上位エディションと同じアプリが使用できます。

商用利用できない

アカデミック版は商用利用ができません(以下の記事中の「日本向け製品ラインナップ」をご参照ください)。

商用利用とは要するに仕事で使うことです。

学生向けなんだから当然だと思うかもしれませんが学生はいつか卒業します。

学生の時に購入したアカデミック版は卒業して学生ではなくなっても個人用途には使うことができます。

しかし、仕事のために使うことはできません。

会社のOfficeファイルを自宅のアカデミック版Officeで表示・編集するとライセンス違反になってしまいます。

仕事で使うためには商用利用可能なOfficeを買い直す必要があります。

Office 365 Educationとの違い

学生、教職員向けのマイクロソフトOfficeとしてはアカデミック版の他にOffice 365 Educationがあります。

アカデミック版Officeは学生や教職員が購入しますが、Office 365 Educationは教育機関が購入します。

学生であることの証明が必要

アカデミック版のOfficeを購入できるのは学生か教職員だけです。

そのため、購入時には購入資格を証明する必要があります。

例えばAmazonでアカデミック版を購入する場合はPrime Studentに登録している必要があります。

店頭でアカデミック版を購入する場合、実際にはPOSAカードを購入します。

POSAカードとはレジで支払いをすると有効になるカードです。

裏面のスクラッチシールをはがすとアカデミック版Officeのプロダクトキーが出てきます。

もちろんこんな小さいカードにDVD-ROM等が入っているわけはなく、ソフトウエア本体はネットからダウンロードします。

このPOSAカードの購入時には学生証や教職員証等の提示を求められるはずです。

一般のオフィスとの比較

Office
Professional
Academic
2021
Office
Academic
2021
for Mac
Office
Professional
2021
Office
Home & Business
2021
Office
Personal
2021
Office
Home & Student
2021
for Mac
ライセンス アカデミック 永続
商用利用
OS Windows
Mac
アプリ Excel
Word
PowerPoint
OneNote
Outlook
Access
Publisher

Office Professional Academic 2021

Office Professional Academic 2021とはOffice Professional 2021の商用利用を禁止して学割価格とした製品です。

基になっているOffice Professional 2021が高価なのはAccessとPublisherが含まれるからです。

これらのアプリが本当に必要で、かつアカデミック版が安く購入できればお得かもしれません。

しかし……、

Accessはパーソナルデータベース

Accessは他のOfficeアプリとちょっと毛色が違う「パーソナルデータベース」開発用のアプリです。

パーソナルデータベースとはローカルPC内にデータベースを構築して活用する、という時代の遺物です。

しかし、現在のデータベースはクラウドやデータサーバーにあり、ローカルPC内などにはありません。

Accessもそれに対応してクラウドやデータサーバーの「クライアント」としても使えるようになってはいますが、残念ながら現在のクライアントの主流は「ブラウザ」です。

PublisherでDTP?

PublisherはDTP(Desktop Publishing)用のアプリですが、DTPにPublisherを使いますか?

Creative Cloudを使うのではないでしょうか?

Office Home & Business 2021のほうがお得では?

以下の条件に当てはまるのでのであればアカデミック版よりOffice Home & Business 2021のほうが、お得ではないでしょうか。

  • 将来、就職やアルバイトなどでOfficeを商用利用したい。
  • Macでも使いたい。
  • Accessが不要
  • Publisherが不要

Office Academic 2021 for Mac

Office Academic for MacはOffice Home & Business 2021の商用利用とWindows利用を禁止して学割価格とした製品です。

パソコンも同時に購入するなら

アカデミック版のOfficeの購入を検討している人は学校生活に使うパソコンの購入も検討しているのではないでしょうか。

もしそうならOffice付きパソコンを購入し、Officeのサポート期限が切れるかパソコンが壊れるまで使うのがお得です。

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コメント

  1. coolx2pure より:

    ためになる記事をありがとうございます。
    学生がOfficeを無料で使えるOffice 365 Educationについても調べてもらえればうれしいです。

  2. 匿名 より:

    仕事でアカデミック版を使ってはいけないわけではないよ。
    そもそも商用利用なんて単語は法的には存在しない。

    それに、アカデミック版は購入時の制限でしかないしね。

    最新版を使えるメリットやマルチプラットフォームのメリットなんて感じないかな。
    アップデートされても大差ないし、
    正直2008でもいいと思うレベル。
    2003が動くなら2003でも満足できるわ。

    • 匿名 より:

      知り合いに教職員の方がいまして、アカデミックで購入予定です。
      商用目的で使用できないことを聞いていたので、今悩んでいたのですが、この記事をみてより詳しく聞きたいと思いました。
      アカデミックでOfficeを購入しても問題ないのでしょうか。

  3. 匿名 より:

    Totally agree

  4. 匿名 より:

    https://www.microsoft.com/ja-jp/office/homeuse/commercial-use-office.aspx

    公式の情報ではOffice 365 製品およびOffice2019製品はすべて商用利用権が付属しております。
    とのことです。
    アカデミックが商用利用権が付属していないのは2016以前の話のようなので記事修正したほうがいいと思います。

  5. 匿名 より:

    Windows版はOSがWindows10であることが必須環境の製品もあるので、そこも言及したほうが情報が誠実ですね。

    ちょっと気になったのですが、アカデミック版を仕事で使ってはいけないのであれば、教職員が購入できる理由がわからなくなりませんか?

    それから知り合いに教職員がいるという方、ご自分が使いたいように読めるのですが・・・購入時に身分を証明するのは、使用者も教職員または学生であることを担保する目的があると思われます。
    もしご自分が教職員でも学生でもなく、知り合いの方に買ってもらって譲ってもらうおつもりなら、ライセンス違反の可能性があるので、発覚したときにご自身だけでなく知り合いの方もまずい立場になる可能性も。
    マイクロソフトがどう判断するかですが、少なくとも自分は勧められないです。

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