Officeのアカデミック版は本当に「学割」価格なのか?

私にはアカデミック版の購入資格はないのですが、もし学生だったらどれくらいの価格で買えるのかと気になリます。

アカデミック版はOfficeの最上位エディションであるProfessionalと同様にすべてのOfficeアプリが含まれているにもかかわらず、Professionalの半額以下で購入できます。

学割価格のアカデミック版は安い、そんなふうに考えていた時期が僕にもありました。

しかし、時代は変わっています。

アカデミック版とは?

マイクロソフトOfficeのアカデミック版とはOfficeスイートの最上位エディション(WindowではOffice Professional 2019、MacではOffice Home and Business 2019)の学生・教職員向けエディションです。

学生・教職員向けと言ってもOfficeアプリが制限されているわけでなく、最上位エディションと同じアプリが使用できます。

商用利用できない

アカデミック版は商用利用ができません。

商用利用とは要するに仕事で使うことです。

学生向けなんだから当然だと思うかもしれませんが学生はいつか卒業します。

学生の時に購入したアカデミック版は卒業して学生ではなくなっても個人用途には使うことができます。

しかし、仕事のために使うことはできません。

会社のOfficeファイルを自宅のアカデミック版Officeで閲覧したり編集するとライセンス違反になってしまいます。

仕事で使うためには商用利用可能なOfficeを買い直す必要があります。

Office 365 Educationとの違い

学生、教職員向けのマイクロソフトOfficeとしてはアカデミック版の他にOffice 365 Educationがあります。

アカデミック版Officeは学生や教職員が購入しますが、Office 365 Educationは教育機関が購入します。

学生であることの証明が必要

アカデミック版のOfficeを購入できるのは学生か教職員だけです。

そのため、購入時には購入資格を証明する必要があります。

店頭で購入する場合

店頭でアカデミック版を購入する場合、実際にはPOSAカードを購入します。

POSAカードとはレジで支払いをすると有効になるカードです。

裏面のスクラッチシールをはがすとアカデミック版Officeのプロダクトキーが出てきます。

もちろんこんな小さいカードにDVD-ROM等が入っているわけはなく、ソフトウエア本体はネットからダウンロードします。

このPOSAカードの購入時には学生証や教職員証等の提示を求められるはずです。

ネットで購入する場合

AmazonのPrime Studentに会員登録します。

Prime StudentとはAmazonの学生向けサービスです。

Prime Studentの会員登録時に学校のメールアドレスや学生番号が要求されるため、Prime Student会員であれば学生であることを証明できるわけです。

年会費が2,450円(月換算205円)かかるもののアカデミック版Officeを購入するのであれば会費の元は当然とれます。

アカデミック版Office以外にも会費のモトは余裕で取れると思われる特典があります。

そのため、たとえアカデミック版Officeを購入しなくても学生であればPrime Studentはおすすめです。

Prime Student
プライム特典を半額で利用できる学生のためのプログラム
6ヶ月無料体験

しかし、おすすめなのはPrime Studentだけであって、Prime Student会員だけが購入できるアカデミック版Officeがおすすめということではありません。

Windows用のアカデミック版

以下の表はWindows用のアカデミック版であるOffice Professional Academic 2019とWindows用の通常版のOfficeとの比較です。

Office
Professional
Academic 2019
Office
Professional
2019
Office
Home and Business
2019
Office
Personal
2019
価格 28,704円 64,584円 37,584円 32,184円
ライセンス アカデミック 通常
商用利用
Mac対応
Excel
Word
Outlook
PowerPoint
Access
Publisher
Office Professional Academic 2019
マイクロソフト
59,800円28,704円
Prime Student会員限定で注文確定時に52%OFF
2台までのWindowsで利用可能
Office Professional 2019
マイクロソフト
Excel / Word / Outlook / PowerPoint / Access / Publisher
2台までのWindows PCで利用可能
Office Home and Business 2019
マイクロソフト
Excel / Word / PowerPoint / Outlook
2台までのWindows PC / Macで利用可能
Office Personal 2019
マイクロソフト
Excel / Word / Outlook
2台までのWindows PCで利用可能

AccessとPublisherは本当に必要なのか?

AccessとPublisherはMac版が存在しないWindows専用アプリで、通常のOfficeでは64,584円もするProfessionalにしか含まれていません。

これらのアプリが本当に必要であれば、Professionalの半額以下で購入できるアカデミック版はお得です。

しかし・・・、

Accessはパーソナルデータベース

Accessは他のOfficeアプリとちょっと毛色が違う「パーソナルデータベース」開発用のアプリです。

パーソナルデータベースとはローカルPC内にデータベースを構築して活用する、という時代の遺物です。

しかし、現在のデータベースはクラウドやデータサーバーにあり、ローカルPC内などにはありません。

Accessもそれに対応してクラウドやデーターサーバーの「クライアント」としても使えるようになってはいますが、残念ながら現在のクライアントの主流は「ブラウザ」です。

PublisherでDTP?

PublisherはDTP(Desktop Publishing)用のアプリですが、DTPするのにPublisherを使いますか?

Adobeのソフトを使うのではないでしょうか?

Mac用のアカデミック版

以下の表はMac用のアカデミック版であるOffice Professional Academic 2019とMac用の通常版のOfficeとの比較です。

Office Academic
2019 for Mac
Office
Home and
Business 2019
Office
Home and Student
2019 for Mac
価格 18,144円 37,584円 25,704円
ライセンス アカデミック 通常
商用利用
Windows対応
Excel
Word
PowerPoint
Outlook
Office Academic 2019 for Mac
マイクロソフト
34,800円16,704円
Prime Student会員限定で注文確定時に52%OFF
2台までのMacで利用可能
Office Home and Business 2019
マイクロソフト
Excel / Word / PowerPoint / Outlook
2台までのWindows PC / Macで利用可能
Office Home and Student 2019 for Mac
マイクロソフト
Excel / Word / PowerPoint
2台までのMacで利用可能

就職後にOutlookを使う可能性

アカデミック版でなく就職しても使える通常版を買おうと考えた時、安価なHome and Studentが目につくかもしれません。

しかし、Home and StudentはOutlookが含まれていません。

OutlookとはExchangeという企業用サーバーのクライントアプリで、個人で使うことはあまりありません。

就職後にOutlookがないと自宅のパソコンから社内/社外メールやスケジュール調整ができないということになります。

Office Home and Businessのメリット

アカデミック版より8,880円(Windowsの場合)高くなりますが、アカデミック版よりはOffice Home and Businessを選んだほうがメリットがあるのではないでしょうか。

  • 主要な(AccessとPublisher以外の)Officeアプリがすべて使える
  • 就職しても使える(商用利用できる)
  • 在学中でもアルバイトなど商用利用できる
  • WindowsでもMacでも使える
Office Home and Business 2019
マイクロソフト
Excel / Word / PowerPoint / Outlook
2台までのWindows PC / Macで利用可能

コメント

  1. coolx2pure より:

    ためになる記事をありがとうございます。
    学生がOfficeを無料で使えるOffice 365 Educationについても調べてもらえればうれしいです。

  2. 匿名 より:

    仕事でアカデミック版を使ってはいけないわけではないよ。
    そもそも商用利用なんて単語は法的には存在しない。

    それに、アカデミック版は購入時の制限でしかないしね。

    最新版を使えるメリットやマルチプラットフォームのメリットなんて感じないかな。
    アップデートされても大差ないし、
    正直2008でもいいと思うレベル。
    2003が動くなら2003でも満足できるわ。

  3. 匿名 より:

    Totally agree