OneNoteとOneDriveの違いについて聞かれることが多いです。
両方とも名前の先頭に「One」がついているので混乱している人が多いのだと思います。
OneNoteとOneDriveは名前が似ているだけでなく密接に関係しています。
OneNoteとは?
OneNoteとはマイクロソフトのデジタルノートアプリです。
OneDriveとは?
OneDriveとはマイクロソフトが提供しているオンラインストレージサービスです。
Windows標準のオンラインストレージサービスはOneDriveであり、マイクロソフトOfficeのファイルも標準でOneDriveに保存されます。
オンラインストレージとはインターネット上にファイルを保存するサービスです。
オンラインストレージにファイルを保存するメリット
オンラインストレージにファイルを保存するメリットは以下です。
- 複数台のPC間でファイルを同期できる
- PCで作成したファイルをスマホやタブレットで閲覧・編集できる
- ファイルのバックアップができる
複数台のPC間でファイルを同期できる
会社のPCでWordやExcelファイルを作成し、家のPCでも編集の続きをする、なんてことが簡単にできます。
USBメモリ等を使えば似たようなことはできますが、とても面倒です。
PCで作成したファイルをスマホやタブレットで閲覧・編集できる
WordやExcelのファイルをオンラインストレージに放り込めば、iPhoneやiPadですぐに見ることができます。
また、ちょっとした編集であればスマホやタブレットでもできてしまいます。
ファイルのバックアップができる
PCが壊れてもオンラインストレージ上のファイルは安全です。
Microsoftアカウント作成で5GBのOneDrive
MicrosoftアカウントとはWindowsやマイクロソフトOfficeなどへのログインなどに使われるアカウントです。
そのMicrosoftアカウントを取得すると5GBのOneDriveが使えるようになります。
しかし、OneNoteの保存先として使う場合、5GBでは不足です。
なぜならOneNoteはノートのサイズに制限がなく、動画などの大きなファイルもノートに添付することで、ノートとファイルをひも付けて管理するできるからです。
Microsoft 365 Personalで1TBに
OneDriveの容量を増やすにはサブスクリプションOfficeであるMicrosoft 365 Personalを契約します。
契約すると驚くことにOneDriveの容量が1TB(1024GB)に増えます。
さらにExcelやWordといったすべてのマイクロソフトOfficeアプリも使えます。
しかもWindowsでもMacでも使うことができます。
ちょっとビックリするような話ですが、「Microsoft 365 Personal」という名前からわかる通り、1TBのOneDriveのおまけがマイクロソフトOfficeなのではなく、1TBのほうがおまけのようです。
ただ、Microsoft 365 Personalは1TBのオンラインストレージとしてだけ考えても納得できる価格です。
OneNoteとOneDriveの関係
OneNoteのノートがOneDriveに保存されることには大きなメリットがあります。
- スマホでもパソコンでも使える
- ノートがなくならない
スマホでもパソコンでも使える
OneNoteにはWindows版やMac版の他にiPhone/iPad版とAndroid版があります。
パソコンでもスマホでも同じOneNoteのノートを参照したり見たりできるのです。
Windows 8/7用のOneDriveによるファイル同期サービスは2022年3月1日に停止予定です。
ノートがなくならない
前述の通り、Microsoft 365 PersonalがあればOneDriveの容量は1TBです。
OneNoteにはテキストだけでなく、通常のファイルや写真を含む大きなノートを保存できますが、それでも個人で1TBを使い切ることはほぼ不可能です。
もし、パソコンやスマホが壊れたり紛失したりして、その膨大なノートがなくなることはありません。
新しいパソコンやスマホでOneNoteを開けばOneDriveに保存されたノートが復元されるからです。
コメント
OneDriveの容量を1TBにした場合、iphoneの容量はもちろん1TBより少ないですので、iphoneのストレージ容量を超えたデータを保存する場合、iphoneでも問題なく開けるのでしょうか?
iPhoneは必要な時だけOneDriveからファイルの実体を取得するので、まったく問題なく使えますよ。