
マイクロソフトOfficeがプリインストールされているPCはよく売られています。
ただ、プリインストールされているエディションで多いのはOffice Personalです。
おそらくOffice Personalの価格が安いからだと思いますが、このOffice Personalにはパワーポイントが含まれていません。
最近はパワーポイントで作られる資料が増えているようです。
それで仕事のパワーポイントのファイルを家に持ち帰ったが、家のPCにはパワーポイントが入っていない。 パワーポイントは購入すれば1万以上しますから、なんとか無料で使えないか?
・・・という話です。
商用利用でなければ・・・
商用利用とは以下のようなケースです。
- 職種を問わない企業の業務(在宅勤務、持ち帰り仕事も商用利用にあたります)
- 個人事業主の業務
- 教育機関の業務(学生が個人所有のデバイスを利用して行う学業に関する活動のみ商用利用にはあたりません)
- NPOの業務
- 国、地方公共団体の業務
商用利用でなければ・・・、というのはつまり仕事ではダメだということです。
この時点でアウトの人がほとんどかもしれませんが、商用利用でなければ2つの方法があります。
- Office Online
- Office Mobile
Office Online
Office Onlineとはブラウザで動作するマイクロソフトOfficeです。
PowerPointも含まれています。
無料で使えるのですが、基本的に商用利用はできません。
Office Mobile
Office Mobileとは主にスマホやタブレットで使われるマイクロソフトOfficeです。
PowerPointも含まれています。
実はこのOffice MobileはWindows 10でも使うことができます。
無料で使える条件はOffice Onlineより複雑です。
ファイル表示のみ
Officeファイル(PowerPointも含みます)を表示するだけであれば、無料で使える条件は以下の1つだけです。
- 非商用利用
つまり、PowerPointで編集せずプレゼンするだけなら、商用利用でなければOKということです。
ただまあ、プレゼンって普通は商用だとは思いますが・・・。
ファイル編集も
Officeファイル(PowerPointも含みます)を表示するだけでなく編集も必要であれば、無料で使える条件は以下の2つになります。
- 非商用利用
- 画面サイズが10.1インチ以下
画面サイズが10.1インチ以下のパソコンなどほとんどありません。
スマホやiPad miniのような10.1インチ以下のタブレットであればこの条件を満たせますので、無料でPowerPointのファイルを編集することができます。
マイクロソフトOffice互換ソフトなら編集もできますが・・・
パワーポイントに限らず、この手の話になると必ず出てくるのがマイクロソフトOfficeの互換ソフトです。
無料のApache Open OfficeやLibreOfficeのImpressなどです。
私も時折、Office互換ソフトを探す旅に出ています。
しかし、「マイクロソフトOfficeと同じ表示」というのは一般人が考えるよりも難しいことらしく、レイアウトが単純ならいいのですが複雑なレイアウトでは表示が崩れる、マイクロソフトのPowerPointと表示が違う、といった問題に悩まされ互換ソフトを探す旅は終わりを迎えます。
マイクロソフトのPowerpointと完全に同じ表示が不要であれば、互換ソフトは選択肢の1つだと思います。
パワーポイントはいくら?
商用で使いたい、やはり互換ソフトでは問題がある、などでパワーポイントを購入すると16,284円です。
ただ、今からパワーポイントを単体購入するならMicrosoft 365 Personalのほうがオススメです。
現在のOffice 2019(パワーポイントも含む)が発売されたのが2019年1月と期間がたっているため、新しいバージョンのOfficeが発売される可能性が高いためです。
Microsoft 365 Personalとは年間12,984円でパワーポイントを含むすべてのマイクロソフトOfficeアプリが使える契約で、新しいバージョンのOfficeがリリースされると無料アップデートできます。
さらにパワーポイントが使えるようになる他に以下のメリットもあります。
- 1TBのOneDrive(マイクロソフトのオンラインストレージ)が利用できる
- Macでも利用できる
- iPad / iPhone / Androidでも利用できる
- 毎月60分間のSkype通話が無料
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