
チームス(Teams)とは
チームス(Teams)とはマイクロソフト者の共同作業ツールです。
Teamsの読み方と日本語表記は「チームズ」(chi-muzu)が正しいのですが、「チームス」と呼ばれることが多いためこの記事のタイトルもそのようにしています。
もちろん、「チームす」も「チーむす」も正しい日本語表記ではありません。
オールインワンでマイクロソフトOfficeと連携
チームスと似たようなツールは他にもあります。
- Zoom
- Google Meets
- Skype for Business
- Slack
- Chatwork
- Webex
それらと比べたチームスの特徴は「オールインワン」です。
チームスには共同作業に必要なツールのハブとしての機能がすべて含まれています。
- チャット
- ビデオ会議
- 通話
- スケジュール調整
- マイクロソフトOffice
- ファイル共有
- Wiki
そのため、複数種類のツールの操作を覚える必要がありません。
とくに便利なのはなんと言ってもExcelやWordといったマイクロソフトOfficeとの連携です。
実際の仕事では単に会議ができればいいわけではなく、資料を作成して会議前に出席者に共有したり、議事録を作成したりとマイクロソフトOfficeを使った作業との連携が必要になります。
チームスとマイクロソフトOfficeは同じマイクロソフト社が開発しているため、さすがに親和性は抜群です。
また、契約を一本化できるメリットもあります。
後述のライセンスを購入することで、チームスもマイクロソフトOfficeも同じ契約で管理できます。
Skype for Businessもマイクロソフトのサービス
前述のチームスと似たようなツールのうち、Skype for Businessはマイクロソフトが提供しています。
つまり、マイクロソフトは共同作業ツールとしてチームスとSkype for Businessの2つを提供しているわけです。
Skypeとチームス間ではチャットやビデオ通話が可能です。
しかし、Skype for BusinessにはマイクロソフトOfficeのファイルを共有する機能がありません。
ログインに使うアカウント
ややこしいことに個人用チームスアプリと組織用チームアプリが別々に用意されており、ログインに使うアカウントも異なります。
個人用 チームスアプリ | 組織用 チームスアプリ | |
---|---|---|
ログイン | Microsoftアカウント | 職場または 学校アカウント |
料金 | 無料 | 無料/有料 |
通話相手 のアカウント | Microsoftアカウント | 職場または学校 アカウント |
会議時間 | 最大1分 | 最大30時間 |
参加者 | 最大100人 | 最大300人 |
電話/Web サポート | ✕ | ◯ |
Windows 11 プリインストール | ◯ | ✕ |
個人用チームスアプリと組織用チームスアプリではログインに使用するアカウントも通話できる相手も異なります。
Windows 11には個人用のチームスがプリインストールされています。
しかも、自動起動してタスクバーに表示されるため1クリックで使えるようになっています。

しかし、この個人用チームスを職場または学校アカウントで使うことはできません。
職場または学校アカウントで使える組織用のチームスは別途、インストールする必要があります(個人用のチームスと共存できます)。
Windows 10の場合、Microsoft StoreのチームスならMicrosoftアカウントでも職場または学校アカウントでも使えます。
組織用チームスのライセンス
Microsoft Teams | Microsoft 365 | ||||
---|---|---|---|---|---|
無料 | Essentials | Business Basic | Business Standard | ||
ユーザー/月 相当料金 (年間契約・税抜) | 無料 | 500円 | 750円 | 1,560円 | |
会議時間 | 最長 1時間 | 最長30時間 | |||
会議録画/ 文字起こし | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ | |
ウェビナー開催 | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ | |
Office | Windows版 Mac版 | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ |
Web版 iPad/ iPhone版 Android版 | ✕ | ✕ | ◯ | ◯ |
チームスが勝手に起動する

ログインのたびにチームスを終了するのが面倒。
それはMicrosoft 365をインストールするとチームスが自動起動するように設定されるためです。
自動起動を無効にするにはWindowsの設定画面を開き、「アプリ」-「スタートアップ」をクリックします。

チームスの自動起動を「オフ」にします。

ちなみに他のアプリの自動起動もできるだけオフにしたほうがWindowsを軽くできます。
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